北海道訪問リハビリテーション連絡会のFacebookとLINE

 研修会等の連絡を皆様にお届けするためにFacebookとLINEを始めました。

訪問リハビリテーション実務者研修会に参加して

 私は、介護老人保健施設で入所・通所・訪問リハビリに従事しています。入所者の在宅復帰し地域での生活を再開する利用者さん、通所・訪問リハを利用しで地域で生活する利用者さんに対して、もっと地域の特性を理解して支援できないかと考えていました。そこで、今回の研修テーマ「地域課題ってなんじゃ?」に興味をもち参加させていただきました。

講義では、佐藤先生の利用者さんの成育歴や家族構成、家庭環境をしっかり把握することの重要性、地域を知る方法の具体性を提示していた

 

 

だき、大変勉強になった反面、普段自分がどれだけ把握していないのか反省する機会をいただきました。次のグループワークでは、地域が違っても、地域課題は共通していることは多く、様々な議論を交わし、具体的な地域課題を考えることができました。2日目の講義では、訪問リハにおけるクリニカルラダー、自立支援型の地域ケア会議へのリハ職の参入・役割について学び、訪問リハに携わる人のキャリアアップの方法、地域で必要とされることの意義や方法を考える機会をいただきました。

 

 訪問リハビリテーション実務者研修は、新人だった10年前に一度参加させていただきましたが、その際は「訪問リハビリはどのようなことをするのか?」でした。

 

 

 

だき、大変勉強になった反面、普段自分がどれだけ把握していないのか反省する機会をいただきました。次のグループワークでは、地域が違っても、地域課題は共通していることは多く、様々な議論を交わし、具体的な地域課題を考えることができました。2日目の講義では、訪問リハにおけるクリニカルラダー、自立支援型の地域ケア会議へのリハ職の参入・役割について学び、訪問リハに携わる人のキャリアアップの方法、地域で必要とされることの意義や方法を考える機会をいただきました。

 

介護老人保健施設 エバーグリーンハイツ室蘭

                                   作業療法士  飯田 晃大

北海道版訪問リハビリテーション クリニカル・ラダー

 北海道訪問リハビリテーション連絡会では、北海道版の訪問リハビリテーション クリニカル・ラダーの作成を行ってきました。ファイルのダウンロードはこちらからお願い致します。クリニカル・ラダーを使ってみての感想やご意見がありましたら、お問い合わせから記入して頂けると幸いです。

 

 

 

第12回日本訪問リハビリテーション協会学術大会in北九州

「北海道訪問リハビリテーション連絡会版クリニカルラダー作成の取り組み 第1報」 を見守って

 

北海道訪問リハビリテーション連絡会で、昨年秋から取り組んできた「訪問リハ版クリニカルラダー表」作成の取り組みを紹介しました。発表者は我らの内藤さん。ポスター発表を近くで見守っておりました。

 

セッションは「活動報告・運営システム」がテーマとなっており、訪問看護と認知症カフェのコラボレーション、医療的ケア児等への外出支援の取り組み、サ高住へのPT関与などの実践報告が並んでおりました。そんな中、我らの発表はやや異質なので反応どうかなと思いましたが、セッション後に質問も複数あり関心も高かったように思います。

 セッション中の質問では、「昨年、KJ法によりラダー表(キャリアラダー)を作ってスタッフ面接に活用したが、頓挫してしまった。項目の表現のあいまいさが、スタッフの自己評価にまよいが出てしまった。ここまで本格的なものではなかったので、参考資料など教えてほしい。」とありました。

 

当会では、現在進めているラダー表のたたき台から一応の案を完成させ、皆さんのご意見を聞きながらより精度の高いものを完成させる予定です。今回の質問も貴重なご意見として、より使い勝手の良いものを目指していきたいと思います。

 

外気温は高かったですが、クーラーの効き過ぎには悩まされました!!

 

菊地 啓介

 

 

 

 

症例検討会後記

 

北見地区で訪問リハを行っているさこうリハビリクリニックの大西健四郎さんから先日行われた、症例検討会の報告がありました。

 

北見地区は、まだ訪問リハの連絡会は組織化されていませんが、徐々に従事者も増え、呼び掛けてみると多くの参加者があり、会も盛り上がったということです。

 

お仲間が増えるって嬉しいですよね。

 

 

 

焦らず、気負わず

 

それぞれの地域で頑張っていきましょう!

 

症例検討会後記.pdf
PDFファイル 291.4 KB

 

 

 

 

平成28年度 訪問リハビリテーション実務者研修に参加して

 

訪問看護ステーションつぼみ

 

理学療法士 粟飯原里美

 

 今回、初めて実務者研修に参加させていただきました。以前から興味を持っていた在宅生活の支援をしたいと思い、9月から訪問看護ステーションで務めさせていただいています。訪問リハビリについてまだまだ知らないことがたくさんあるため、今回の研修会に参加し、ひとつでも多くの情報を得て、様々な考え方を身につけたいと思い参加しました。

 内藤先生による講義ではリハビリテーションマネジメントとリハビリテーション会議についてお話ししていただきました。訪問リハビリを利用される方に最大限に活用していただくためにも、他職種への情報提供において、訪問リハビリで提供できる事は、どうしても運動機能ばかりを捉えられがちですが、それ以外にも関われる事がある事を知ってもらう事が大事だと感じました。そのためにもSPDCAサイクルを基盤としたリハビリテーションマネジメントを徹底することが必要である事を学びました。

 鎌田先生の講義では具体的にケア会議の内容を知る事ができたので、事前にどのような情報が必要とされるのか、ケア会議に参加し情報を発信する事でサービス等をまだ利用されてない人への支援にもつながる事がわかりました。グループワークでは「活動」と「参加」を焦点に当てて話し合いを行いましたが、グループによって目標とするところが違い、いろいろな意見を聞けてとても勉強になりました。しかし、内藤さんの講義や岡田先生からのお話にもあったように、ケースとなった方について"他人事ではなく自分がその方の立場だったら"と、もっと深く考えていく力を今後も身につけていきたいと感じました。

 2日目には鈴木先生と杉原先生に、在宅におけるリスク管理と装具のメンテナンスについて講義をしていただきました。どちらのお話も日頃から利用者さんや装具の状態をしっかり確認する事で迅速に対応ができる事であると感じました。
 2日間を通して、訪問リハビリを提供する立場としての心構えと、より一層地域や他職種との連携が必要であることが学べたと思います。今回の研修では様々な視点で訪問リハビリについて考えることができとても有意義な機会となりました。貴重なお話をしていただいた講師の先生方、お忙しい中研修会を企画・運営していただいた事務局の方々に深く感謝いたします。ありがとうございました。

 

 

 

 

北海道訪問リハビリテーション連絡会 会議録

 平成28年7月11日に行われた会議録を掲載致します。

 

道リハ連会議録(H28.7.11)
道リハ連 議事録H28.07.11.pdf
PDFファイル 162.7 KB

 

 

 

北海道三士会合同 訪問リハビリテーション実務者研修の感想

平成27101

訪問リハビリテーションさくら新得

村上 拓弥

 

今回の研修は、私自身の訪問リハのスキルアップのため、また、他院や他施設の訪問リハ従事者の方との意見交換ができればと思い、今回参加させて頂きました。

 

一色史章先生の講義では、メディカルスクリーニングを中心とした、米国理学療法の安全のための教育について、リスクの回避・管理についての大切さを学びました。はじめて聞くことばかりでしたが、医療機関から離れて行う訪問リハ従事者にとっては、必要な知識であり、非常に強みとなる内容でした。


播磨孝司先生のICFの活用の講義、また、グループワークでは、普段からICFを意識・活用して評価を実施するようにしていますが、PTOTSTのそれぞれの視点から「こんな考え方もあったのか」など、意見を聞けたことがとても有意義でした。


 

奥田龍人先生の地域包括ケアと地域リハの講義は、まさに私たちが直面している問題、軽症者や一般高齢者の二次予防をどうしていくか、まちづくりに関してなど幅広く講義いただき、現状の課題に関して理解が深まりました。


私の事業所では、介護報酬改定によるリハマネジメント加算の進め方などに頭を抱えており、今回の懇親会に参加するまで、法人内で上司に相談するなどして狭い範囲の中で問題を解決しようとしていました。懇親会では、今現在同じところで悩まれている事業所や、同じ道をすでに通られている頼もしい先輩が、親身になって相談を聴いていただきました。もっとはやく参加すればよかったなと改めて思ったのと同時に、非常に心強い繋がりができたと嬉しく思います。


 

訪問リハビリに携わる者として、今後、地域に、利用者の方に、何が提供できるのかを考えさせられる研修会でした。講師をして頂いた先生方、このような研修を企画して頂いた北海道リハビリテーション3団体連絡協議会と、準備して頂いた事務局の方々に、心より深く感謝申し上げます。ありがとうございました。






北海道訪問リハビリテーション連絡会 会議録

 平成27年7月29日に行われた会議録を掲載します。


道リハ連会議 議事録H27.7.29.pdf
PDFファイル 156.4 KB




平成26年度 道リハ連 研修会報告

                                   平成26年12月8日

                                   訪問リハビリテーション稜北

                                          木村 早弥夏

 今回、研修会の知らせが届いて真っ先に“絶対に行こう!!”と思いました。私の中でのそれまでの認知症ケアというものは、不安を抱かずに安心・楽しさなどの精神面の安定を図れるように対応しながら、リハビリにて脳機能を活性化させる作業・活動や全身運動を行うこと、病態や対応方法についての知識をご家族や関わる人々へ啓蒙していくことが役割であって、セラピストとしてもっと専門的に関われることはあるのだろうかとぼんやりしていました。今回の学習会ではリハ職に求められることのヒントをもらいたいと思い研修会に参加させて頂きました。

 研修会の前半には認知症の方が家事などの複数課題をどのような段階を経て“出来なくなっていくのか”“できなくさせてしまっているのか”本人の能力を介護者が奪ってしまっていることもあることを再確認しました。出来ることを評価し、どのような援助をすることで本人が作業・動作を行えるのかを評価・考察し介護者に伝えることの大切さを学びました。


『時間がかかって出来ないからやってしまうんです』とよくきく家族の言葉を思い出し、『そうですよね…』と肯定してしまっていたことを後悔しました。私が観察と評価を行い本人の能力を評価できていればもっと出来ることの幅が広がっていたかもしれないと反省しました。一連の作業のきっかけ・手がかり探しを行動観察と評価・アセスメントするのがリハ職の役割だと感じました。『“世話”と“配慮”の違いを明確に理解し必要な情報収集、経過・結果を踏まえたケア計画が必要』の言葉にリハ職としての認知症ケアの役割が明確になりました。なぜ出来ないのか?なぜそうなったのか?のアセスメントと評価を繰り返すことで一人一人に合った対応策が分かってくる。そのことに知識と力を費やさなければならないのだと強く思いました。


 後半には、認知症対応型デイサービスでの様子や取り組みについて写真を多く用いながら具体的な対応方法について学びました。写真に写っている利用者さんも職員の方もみんなが楽しそうで太陽のように明るい笑顔なのが印象的でした。デイサービスでは利用者さんも家族も職員も全員が家族のように関わっていて見ている私も笑顔がこぼれました。


安心できる関わりについて具体例を挙げて実演をしながら行っていただき、私でもすぐに活用できることがたくさんありました。病態を把握し個別的に関わりながらも全員が一丸となって楽しめているというソフト面だけではなく、1日の始まりである玄関やデイルーム・トイレのハード面への工夫にも感激しました。


認知症があっても本来の出来ることや役割を長く継続し、本人・家族・関わる全ての人が笑顔でイキイキと日々を送れるよう良きアドバイザーとなれるよう情報収集を行うことや生活動作の観察力・評価力と対応策のバラエティーを広げていけるよう取り組んでいきます。

今回の研修会は教科書やインターネットでは知りえない多くのことを学ぶことが出来ました。同じように実践することは難しいですが、声掛けや引き出し方、生活の観察やアセスメントなど出来ることから実践していきます。



講師をして頂いた岡田しげひこ先生、岡田京子先生、そして忙しい中研修会の準備・運慶をして頂いた事務局の方に心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。




北海道三士会合同 訪問リハビリテーション実務者研修の感想

平成26年10月17日

札幌共立医院

竹内 俊介

 92728日に行われた上記研修会参加しました。3団体合同の研修会は少なく、また訪問リハビリに従事して2年足らずの私には、他施設の訪問リハビリ従事者の方とコミュニケーションをとれる機会と考え参加しました。

 1日目は赤羽根先生による認知症の利用者の参加をテーマにした講演でした。訪問での参加にアプローチすることの大切さを再認識しました。

 

グループワークでは認知症の拒否的な利用者にどのように介入を進めるかついて話し合いました。話し合いの中では、①本人・家族とどのようにラポートを取るか。②他のサービスをうまく併用するためにはどうしたらよいか具体的な方法についてが、主な議論になりました。PTOTSTのそれぞれの視点から意見を聞けたことはとても有意義でした。

 夜の懇親会では自分の普段感じている疑問を諸先輩方に聞くことができ、大変参考になりました。

 2日目は西岡病院の岡村先生の講義でした。地域包括ケアシステムの医療と介護の連携について国の方針・現場の課題が具体的に提示され理解が深まりました。また最後のリスク管理に関する講義では、普段の自分の臨床場面でも多く遭遇する課題に対しての対応を改めて確認することができました。

 この研修会に参加して、改めて訪問リハビリに従事する者としての役割を再確認することができました。訪問リハビリは、疾患が多岐にわたり病期もまちまちであるため、専門家として、また医療従事者として知識の広さが非常に求められると感じます。利用者に常に最良の関わりができるよう、日々研鑽していきたいと思いました。

 

 

 

北海道訪問リハ連絡会役員会 議事録

平成26年6月19日

 

北海道訪問リハ連絡会役員会 議事録

平成266919  北31条デイ

 

参加:岡田 濱本 播磨 赤羽根 内藤 友田 小野 菊地 大澤 千葉(書記)

 

欠席:吉岡

 

 

 

議 題

1.実務者研修について

2.独自研修について

3.広報について

4.新メンバーの紹介

5.その他の件

 

 


内容

 

1.実務者研修について

 

 今年の実務者研修会は、92728日 札幌医学技術福祉歯科専門学校で開催する。

 

<企画について(播磨)>

 

・役員の役割分担は、会計:小野、大会長:赤羽根、企画・その他:播磨。

・実行委員として禎心会PT根布谷氏、みかん訪看OT伊藤氏、さくらST山下氏、パウロ病院OT竹中氏、山の上北リハPT中村氏に声を掛けた。

・役員と実行委員を合わせて計8名となる。(PT 4名 OT 3名 ST 1名)

・研修の大きなテーマは「選ばれる訪問リハ」。今後、地域包括ケアシステムに移行していく中で認知症者への関わりは避けられない。

・「認知症の利用者 苦手意識はありませんか?」というタイトルでグループワーク等を行う。

 

1日目の流れ

・講義(ICFの参加部分):赤羽根

→自分らしく地域で生活していくにはICFの参加は欠かせない。

・事例報告(認知症) 2事例

・グループワーク

・懇親会

 

2日目の流れ

・リスク管理の講義(ごう在宅クリニック 中嶋豪 医師)←依頼済み

・連携の講義←打診中

→在宅に繋げる難しさや多職種連携や訪問リハに今後期待することを、病院側の立場でお話していただけるよう依頼中。

 

 

<広報について(播磨)>

 

・申し込みは今年もPT士会HPの申し込みフォームから申し込むようにする。

 

・申し込み開始は623日予定。申し込み期限は910日(水)。

・昨年はオータムフェストなどのイベントと重なり、札幌のホテルが空いていなかった。案内を早めに出してほしいとの意見も聞かれた。

・今年はなるべく早めに6月中に広報を行いたい。

・申し込みフォームが整うまで、道リハ連のHPで日程や確定事項を掲載する。

・単位認定について、PT士会の新人教育プログラムは取れない可能性が高い。

・各士会の取得ポイントについては、確認して案内に載せる。確認したら役員MLに流す。(PT士会:濱本 OT士会:播磨 ST士会:千葉)

 

・案内は各士会の広報誌やHPに載せる。

 

・昨年も会員か非会員かで数名ハプニングがあった。会員・非会員の扱いを徹底する。

 

・名簿が出来た時点で会費納入しているかは各士会に確認をする。未納入で、研修会直前に支払った方は領収書を持ってきてもらってから会員価格にする(案内に掲載する)。

 

 

 

2.独自研修について

 

11月開催を予定していたが、112に訪問リハ協会の事例検討会があるため変更する。

 

3年計画で考えるとしたら、次年度に割り込んでも良いか。

 

・実務者研修会ともがる内容で考える →認知症のケアについて(候補)

 

 

 

3.広報について

 

・会員用MLは全員登録が完了した。

 

 <会員用MLの運用、会員の情報交換について>

・お互いの困っていることを相談し合える場に出来たら良いが、現状そのようには使うことが出来ていない。

 

・実務者研修会で座談会形式の相談会をしてはどうか。「地域包括ケアシステムを見据えて、他職種とどのような連携しているのか?実情、地域ケア会議の参加状況、困っていることなど。」をテーマに行う。

 

 →オープンな場所では意見が言いにくいため、話す内容や意見を事前に仕掛けることが必要。ただの活動報告にならないよう、話し合うテーマがあった方が良い。

 

   →各連絡会代表者へMLで実務者研修チームから投げかける。

 

HP内容案:道リハ連の思いや今後の方向性や取り組み

 

     PT協会、OT協会、ST協会での地域関係の演題数

 

     会長、事務局長、役員の意見等、議事録掲載

 

 

 

※実務者研修会補足

 

プログラム追加:各連絡会代表者での意見交換

 

・司会進行:岡田 赤羽根

 

  ・実務者研修会1日目のグループワーク後に行う。

 

   公文書:実行委員へはこれから出す。

 

  

 

4.新メンバーの紹介  

 

・秀友会在宅リハビリテ-ション部 ST大澤 

 

 

 

5.その他の件

 

 会員の方からの以下2点の意見をいただいた。(室蘭地区訪問リハ連絡会の村岡氏から)

 

 ・北海道における訪問リハの歴史・背景・先人の想いを、現在・訪問リハに従事している方々に知る機会を作りたい。

 

 ・訪問リハに関して、北海道の方々は、北海道内での発表を飛び越えて、全国で発表している現状がある。北海道内でも発表し議論しあって、北海道の訪問リハビリの質を向上できる機会を作りたい。

 

 この件について今後対応を検討。

 

 

 

平成25年度 道リハ連 第2回研修会の報告

平成25年11月22日

 

 

 「地域包括ケアシステムとこれからのセラピストの役割」と題した北海道介護支援専門員協会の村山文彦先生の講演と、グループワークの2本立てでの研修会でした。

 

 村山先生の講演はグラフや数値なども提示しながらとてもわかりやすく、ケアマネの実情的部分、地域包括ケア、リハに求められているもの等をお話いただけました。 

 

「地域包括ケア」という言葉を良く耳にするようになりましたが、まだまだ不勉強なところがありました。今回の研修で、「地域」ということを考える良いきっかけをいただけたように思います。

 

「地域包括ケア」は「予防」「医療」「介護」「生活支援」「住まい」の輪が基盤になってくるとのこと。その中でセラピストはどの部分においても関われることができる職種です。そのため、ケアマネや国も期待してくれている部分があるとのことです。その期待に応えるために、私達に何ができるのかを考えていく必要があると思いました。

 

 

 講演を聴いてその必要性や頑張ろうという思いは持てましたが、「では具体的にどうしたら良いのだろう?」と考えていたところに、次のグループワークでの「地域包括ケアの中でセラピストに何ができるか」という話し合いがとても有効でした。

 

まずは、「地域」を知ることが第一歩だと思います。日ごろの訪問、書類、担当者会議などに追われ、「地域」という部分を考えたり知ることをあまりしていませんでした。難しいことは考えず、まずは地域でどんなサービスや活動があるのかを知るところから始めてみようと思います。そして、もっと「顔のみえる関係作り」を積極的に行うことも重要です。どうやら世間には「訪問リハは敷居が高い」と思われている部分があるようです。こちらはそんな意識はなくても、相手にそう思われているとしたら「損」です!もっと気軽に相談できる、何でも言える関係になっていくことが必要だと改めて感じました。それが「地域」にも「業務」にもプラスになると思います。

 

村山先生が言っていたように「腰の低い 腰の軽い」セラピストになりましょう!

今回、このような有意義な研修を企画していただいた北海道訪問リハビリテーション連絡会に感謝いたします。

 

訪問看護ステーションみのり札幌南

理学療法士 堀野麻衣子

 

 

平成25年度 道リハ連 第3回研修会の報告

平成25年11月18日

 

 北海道訪問リハビリテーション連絡会第3回研修会「やりとり上手になろう!」に参加しました。

 

 自分自身,訪問リハビリに従事してから,利用者様や多職種間のやり取りについて難しく感じるところが多々ありましたが、色々なお話が聞けると思い、大変楽しみな気持ちで臨みました。

 

 今回の研修会では,初回訪問・ケアマネージャーへの電話連絡・通所リハビリのセラピストへの電話連絡をそれぞれロールプレイ形式で行い、私を含め参加者の方々も悪戦苦闘しながらチャレンジしました。

 

 そのような中で,岡田しげひこ先生はじめ講師の先生方から、それぞれ明確なアドバイスを頂き,「なるほど!」と思うと同時に,お話をさせて頂いた先輩方の人としての魅力を強く感じました。それは“やりとりの上手さ”に、教わった技術をただ真似るのではなく、現場を通して学び・経験することで養われる人間性も重要ではないかと感じることにもつながりました。

 

研修会を通して、やりとりの難しさをあらためて感じましたが、セラピスト同士で同じ悩みを共有することが出来、また、懇親会の席でも沢山のお話を聞けたことは大変有意義であったと思います。

 

 これからも利用者様や多職種の方々を通して学び、やりとり上手なセラピストになれるように精進して参ります。

 

さこう・リハビリクリニック

理学療法士 大西健四郎

 

 

 

小樽訪問リハビリテーション連絡会よりご案内

平成25年10月18日

 小樽訪問リハビリテーション連絡会より、生活機能向上連携に関わる「訪問介護・訪問リハ生活機能向上連携計画書及び照会票」が届きました。

 「ご利用にあたって(PDF)」を一読されてから、ご利用をお願い致します。

 

ご利用にあたって.pdf
PDFファイル 99.8 KB
サービス連携加算照会票 作成総合版.xls
Microsoft Excel 39.0 KB

 

 

訪問リハビリテーション実務者研修に参加して

イムス札幌内科リハビリテーション病院

作業療法士 足立早希

 

 今年も、毎年参加している訪問リハビリテーション実務者研修に参加しました。

 

 最初の講演のタイトルが「ぶれない訪問リハビリ」ということで、ドキッとさせられました。自分自身、日々の業務で悩み、ぶれることがたくさんあると感じています。

 

 その後のグループワークでは、様々な方の意見を聞き、自分では気付けない視点も多々ありました。また、生活全体を捉えられているのか振り返り、関わりを見直していくことが、ぶれない訪問リハビリを実践するためには大切だと感じました。

 

 訪問介護に関する講演では、リハスタッフの前では利用者さんも頑張って最大限の力を発揮しても、ヘルパーさんの前では異なり60%くらいの力という話がありました。これまで、うまく連携がかみ合っていないと感じたことがありましたが、こういったことが影響していると納得できました。このことを踏まえて、ヘルパーさんやご家族に提案・相談していかなければ、利用者さんの生活につなげられないということがわかりました。

 

 研修を終えてから、最初の「ぶれない訪問リハビリ」の資料を再度読むと、初めよりも言葉が実感を持って理解しやすくなったように感じました。研修を通して、一人の視点で利用者さんを見るよりも、他職種や他スタッフと話をしながら、様々な方向から利用者さんの生活全体を見たほうが、その生活の中での訪問リハの役割や目的が見えてくるものだということを実感しています。

 今回も、話を聞きながら、自分が担当のAさんなら…、Bさんなら…と、実践場面を想像しながら聞くことができました。明日からの実践に活きる有意義な研修会になりました!!

平成25年9月26日

 

平成25年度 道リハ連 第1回研修会の報告

北海道訪問リハビリテーション連絡会第1回研修会を平成25615日にケアセンター栄町で行いました。

テーマは「訪問リハで必要な褥瘡対応の知識・技術」ということで、株式会社モルテンの千葉豊氏とさっぽろ在宅医療クリニックの播磨孝司氏が講演をしてくださいました。

参加者は21名で、理学療法士・作業療法士の方が大半でした。

千葉氏の講演では、皮膚表面にかかる圧の基礎知識やマットレスの選び方、ポジショニングについての内容で、実際にマットレスに横になり、体にかかる圧を目で見て体験しました。播磨氏の講演では、小技を伝授していただきながら、スライディングシートやポジショニンググローブの使い方の実技、褥瘡対応におけるセラピストの役割等を学びました。

どちらも体験型だったのでわかりやすく、改めて「あ、そうだったんだ!」と身をもって学ぶことが出来ました。

参加者の方からも「実技が良かった」等の感想をいただきました。

講師より

 

私は「褥瘡を考慮したリハビリテーションの実践」というテーマを担当しました。実は褥瘡というテーマはリハビリにおいてはやや敬遠されがちですが、在宅では避けて通れない課題です。一度褥瘡になってしまうと、治療のために座位を制限するとか、リハビリはしばらく休みになってしまう、と誤解される人もいるかもしれません。今回の講習で褥瘡は廃用症候群の一つであり、リハビリの専門職種が必ずチームに参加し役に立てる分野であることが確認できたと思います。

 まだ、褥瘡に関する正しい知識・技術がリハビリの業界で一般化していないため、折を見て新人向けや技術に特化した研修の中で褥瘡に関する情報を発信していきたいと思っています。

 

日本在宅褥瘡創傷ケア推進協会 コアスタッフ 播磨孝司